はるうなぎです。
お年玉の時期がやってきますね。
この年の瀬が近づくたびに、思い悩んでいることがあります。
子どものいない夫婦は、お祝いやお年玉ってどうしてるんだろう?
未婚・既婚に関わらず全国津々浦々子どもがいない方たちの、共通のお悩みではないでしょうか。
そんなわけで、子なしにつきまとう問題【あげるだけの甥や姪への各お祝いや毎年のお年玉】について、わたしなりの考えをお話します。
損得勘定がやはり生まれる
気を遣って「お返しは要らないからね」とは言いながらも、心のどこかでは何らかのお返しを期待しているのかもしれません。
まあでも、お返しを求めていようがいまいが出費は出費です。
だから「自分はあげてばかりで、損している」という不公平感を抱いてしまうのかなと。
建前では「お返しなんて気にしないで」なんて言っても、本音は「まさかもらいっぱなしで当然とか思ってないよね?」と考えている人も多いのでは。
お礼のかたちはそれぞれではあるけど
これはわたしだけかもしれないのですが、お祝いもお年玉も「ありがとう」の一言で済まされると、正直モヤモヤします。
なんという心の狭さだ!!
そう感じる方もいるかと思います。
確かに、お祝いもお年玉もこちらの好意で渡すものだから、お返しを求めるのもおかしな話ではありますが。
とは言え、お祝いはともかくお年玉は毎年あるわけです。
うちは甥姪が合わせて5人います。
全員にお年玉を毎年あげ続けた場合、相当な金額が一方通行です。
いろいろあるお祝いも5人分、何年かおきに一方通行です。
わたしがもらうだけの立場なら「悪いな、申し訳ないな」と感じるし、人間関係は結局のところギブアンドテイクで良好になるものだと思っているので、なんらかのお返しはしますね。
お祝いもお年玉もくれるとわかっているのであれば、毎回でなくていいのでなにかの機会に手土産をさりげなく渡したり、食事をご馳走したり、気遣いの表し方はなにかしらあると思うからです。
お返しですよっていう大袈裟なものではなく気軽なもので、言葉以外の「いつもありがとう」という意思表示があれば、わたしもあげてよかったなと心から思える気がします。
なにもなくてもそう思えるようになりたいけれど、そこまで出来た人間ではないという自覚は一応あるのでね。
甥姪・兄弟姉妹との関係性次第かも
お祝いやお年玉をあげる相手(甥や姪)や、その親である自分の兄弟姉妹との関係性が良いか悪いかで、気持ちよくお金を渡せるか否かということに影響するかなと思います。
どんなに可愛い甥姪でも、その親にも、もらいっぱなしで当然のような顔をされると、なんだか空しい気持ちになります。
この空しい気持ちとモヤモヤは、「この人にとってわたしは気を遣ってやる価値もない人間だと判断されたんだ」という意識から生じている気がします。
「あげてばかり」という気持ちにさせる相手にも問題があるように感じるのかもしれません。
そもそも、相手がそれなりの気遣いができる人なら「あげてばかり」という感情が芽生えることもないのかなぁと思ったりもします。
「親しき仲にも礼儀あり」ということわざがありますが、
独身か既婚か、子どもがいるかいないかは、お礼やお返しの必要性に関係ありません。
立場がどうであれ、人になにかをしてもらったらお返しをするのがマナーです。
わたしが逆の立場なら、礼儀としてお返しは必ずします。
わたしたち夫婦の結論
もちろん、だからと言って自分の常識を人に押し付けるつもりはありません。
相手が礼を欠くのであれば、どうしてもモヤモヤは拭えないのでもうそれはそういう人だと割り切って、お祝いもお年玉も一切あげないという選択をするだけです。
父母も義父母もわたしたち夫婦の(子どもを持たない)事情を汲んでくれて、
あなたたちは子どもがいなくてあげっぱなしなんだから、お祝いもお年玉もしなくていいんだよ
と言ってくれます。理解のある優しい両親で感謝しかない。
基本的にはその言葉に甘えるつもりですが、そこは臨機応変にやりたいので、わたしたち夫婦の【お祝い・お年玉のルール】を決めました。
お年玉についてのルール
直接会ったときだけ渡す
三が日の間に、甥姪と会わなければお年玉はあげません。
親に預かってもらって、実家に甥姪が来たときに渡しておいてね、という誰かの手を経由したお年玉の渡し方はしないことにしました。
正直、そこまでしてあげなきゃダメなもの?という気持ちが強い。
遠方の甥姪にも、わざわざ郵送などの面倒な手続きを踏んでまであげません。
お年玉の金額といつまで渡すか
未就学:3,000円
小学生:3,000円
中学生:5,000円
高校生:5,000円
渡すのは高校生まで、金額もあまり負担にならないように相場くらいで。
夫の妹さんは、なにかの折にちょっとしたもの(お菓子、紅茶、お酒など)をくれるので、
その子どもである姪ちゃんには会えなくても毎年お年玉をあげたいのですが、
それだと遠方の甥姪からすれば不公平感あるしその親(夫の姉夫婦)も不満に思いますよね。
なので、会えない場合は渡さない、というルールにしています。
お年玉をあげてなくてお正月以外で会った時などは、お小遣いをあげたりしてお互いに持ちつ持たれつの精神でやっていきます。
お祝いについてのルール
お祝いに関しては、わたしたち夫婦が結婚したときにそれぞれご祝儀をいただいているので、結婚祝は必ずしようと思っています。
家を建てた際には、両家親族からの新築祝を一切お断りしました。
その代わりに、こちらからも結婚祝以外のお祝いは基本しませんよという意思表示として。
出産祝/七五三
出産祝:しない
七五三:しない
入園祝/入学祝(小・中・高・大)/就職祝
それぞれしない。
結婚祝(再婚1回まで)
結婚式に呼ばれた場合
夫婦で出席:100,000円
どちらかのみ出席:50,000円
結婚式をしない・結婚式に呼ばれない場合
結婚祝儀:50,000円
誕生日/クリスマス
する場合は、各自のお小遣いから。
子なしのあげるばかり問題:まとめ
独身や子なし夫婦は、お祝いもお年玉もあげる(出費)ばかりで損している、というマイナスイメージがどうしてもつきまといますよね。
実際、得しているという体感はないです。
強いて言えば、甥姪の喜ぶ顔が見られるということくらい。
しかしそれすらも、小学生高学年以上になると「あ、どうも」って淡々とした感じでたいして喜びません(悲)
無邪気に喜んで受け取ってくれるうちはプライスレスって気持ちですが、それがなくなったらもうただただ損失でしかない気がする。
あげるか、あげないか。どちらにするか決めるとき、結局は感情に左右されると思います。
少なくとも、わたしはそうです。
見返りのあるなしは重要ではない、確かにそう思います。
でも、負担の甲斐がないと少なからず残念に思ってしまうのは感情を持つ人間として理解できるし、
目に見えた形として気遣いや思いやりが感じられたら、やっぱり心情としては満たされてうれしいものです。
損得だけでは測れないことも世の中にはあるでしょう。
しかしわたしも夫も一方通行で流れるお金をすべて自分たちに還元したいのが本音です。
- 旅行の宿泊先、料理をグレードアップ
- 焼肉の食べ放題ランクアップ
- 高級ランチを堪能
- お猫様におやつやおもちゃを献上
など、わたしたち夫婦と猫5匹がちょっと贅沢に暮らすためにも、身内とはいえお金をおいそれとばら撒くわけにはいきません。
わたしや夫が、血の涙を流しながら働いて手にした大切なお金です。
1円だってムダにはしたくありません。
そのために険悪になりながらも話し合って決めた、わが家のお金のルール。
人によっては「せこい、ケチ」とか「薄情なやつらだ」なんて思われるかもしれませんが、
わが家は『自分たちのお金は自分たちの好きに使う』が基本スタンスなので。
必要最低限の出費に抑えつつ、なるべく自分たちの資産を自分たちで使えるように守っていくことも大事なんじゃないかなと思ったので、今回記事にしてみました。
お金に関することは、たとえ夫婦であっても価値観が違うので非常にデリケートな問題です。
うちの夫も、お金の話題を出すとあからさまに渋い顔になります。
「カネカネ言うな」って鬱陶しそうな態度で不機嫌になられたこともある。
相談しなければ「勝手に決めるな」だし、
相談したらしたで「がめつい」と言われる。
そら、ケンカにもなりますわな(遠い目)
夫婦仲がギスギスになろうとも、自分の意見は知っていてほしかったので「わたしは自分のお金を自分と猫たち以外のために使いたくない」としっかり伝えました。
神経質だの、器が小さいだの、いろいろ文句はありましたけど。
その結果が、先ほど書いた通りのルールになりました。
衝突するのが嫌だからとお金の話題を避けていたら大事な資産は守れないし、将来の不安が勝手に消えてなくなるわけでもない。
ひとりでお金を管理することにも限界がありますし、現在の資産状況がどうなっているかを共有することで、お互いの認識のずれを少なくしないといけないと思っています。
わが家のように家計をひとつにして管理している夫婦は、報連相が必要不可欠です。
言いにくいことほど、話し合うことがとても大事!な気がします。
で、肝心のお年玉とお祝いですが、
結論:あげたければ渡せばいいし、惜しいと思うならあげなければいい。
どちらも義務じゃありませんからね。
(だいたい、祝儀袋、お年玉袋、新札などの準備も面倒くさい…)
お祝いやお年玉はあって当たり前のものではありませんし、
あげたい人・祝いたい人だけがすればよろしいかと思います。
もらえないことに不満を言ってくる人とは、ここぞとばかりにフェードアウトしていく覚悟。
割り切りもなかなか難しいですが、自分たちの生活を最優先にしていくということでわたしたち夫婦は合意しています。