こんにちは、はるうなぎです。
わたしは現在、わが家において家計を管理する役割を担っています。
『自分では使いすぎを抑制できないから』という自覚を持つ夫(あったらあっただけ使う人)の希望で、夫の金融資産もわたしがほとんど管理しています。
ただ、わたしも自慢ではないが根はとてつもないめんどくさがり屋です。
結婚10年目にして不意に気づいたのです。
ふたり分の管理とか結構大変じゃね?
自分の管理可能キャパシティ超えてね?
と……。(気づくの遅くね?)
どんな物事も、そう仕事も家事も、自分の持てる能力で請け負える量には限界があります。
なにあたりまえ体操なこと言ってんだと思いますよね。
でも昔は、管理が苦じゃなかったんですよ。
家計簿をつけるのも、銀行口座間の資金移動や振り分けも、もともと経理の仕事をしていたからお金の動きを見るのが好きだったのです。
だけど今はとても面倒だし、しんどい。
それで、なんで昔と違ってこんなに大変に感じるんだろう?と考えてみたわけです。
過去と現在の違い
昔と今で明確に違うことは、わたしの働き方が変わったことだと思い至りました。
▼結婚当初:専業主婦、扶養内パート
猫はいたが手はかからず、子なしなので時間にゆとりがあり融通が利いた。
▼2年前まで:フルタイム派遣社員
残業なし定時退社できて、業務内容も比較的ラクなものしかなく心身ともに余裕があった。
▼現在:正社員
派遣時代より明らかに業務量が増えて少しずつ責任の重い仕事を任されるようになり、残業も多くなった。
要するに、家計管理に割ける時間が少なくなったことが主な理由かなと。
加齢のせいもあると思いますが、睡眠だけでは仕事の疲労が取れなくなり、家事以外はとにかく寝ていたい欲求が強くて。
やはり、家計管理する上で重要なのは管理者本人の管理適正範囲を把握し、生活スタイルに合わせて更新することなんですね。
というわけで、まずは所持している銀行口座の数を見直すことにしました。
口座所持数の把握
皆さん、銀行口座はいくつお持ちですか?
現在はだいぶ減らして夫婦あわせて7口座所持で暮らしていますが、何年か前までは、
夫の銀行口座
- 三菱UFJ銀行
- 地方銀行①
- 地方銀行②
- ゆうちょ銀行
- 住信SBIネット銀行
- PayPay銀行
- ソニー銀行
妻の銀行口座
- みずほ銀行
- 地方銀行①
- 地方銀行②
- 地方銀行③
- 信用金庫
- ゆうちょ銀行
- 住信SBIネット銀行
いや、口座持ちすぎじゃね?!
というくらい銀行口座を持っていました。
数が多いのは転職するたびに会社指定の給与振込先口座を作る羽目になった結果です。
使わなくなった口座は解約しないとなーと思いつつも、銀行は平日かつ15時までに行かないといけないし……。
いつもタイミングを逃して放置のパティーン。
まあでもひとつ言えるのは、口座をたくさん持ってるからってお金が貯まるわけではないんですよってこと。
使っていない、使う予定もないものは処分し、使い勝手のよいものをメインバンクとして活用しようと、銀行口座を整理したのが数年前。
結果、現在はそれぞれ夫4口座、妻3口座を持っている状態に落ち着きました。
残留口座
必要だと判断して残した口座は、
▼夫
*三菱UFJ銀行
→会社指定の給与受取口座なので残さざるを得ないが、都市銀行はひとつくらい持っておきます。
*ゆうちょ銀行
→引き落とし関係メインの口座。三菱UFJから毎月給与を全額移動させている。
*住信SBIネット銀行
→積立NISA、iDeCo関連でSBI証券を利用しているので必要。
*ソニー銀行
→個人(お小遣い)管理用。
▼妻
*ゆうちょ銀行
→給与受取口座。会社の指定はないのでとりあえずゆうちょで受け取っていた。
*住信SBIネット銀行
→個人(お小遣いや独身時代の貯金)管理用。
リストラ口座
慎重に検討した結果、手放した口座は
▼夫
*地方銀行①
→以前は引き落とし関係に使っていたけど、ゆうちょに引き落とし口座を変更してからは貯金用として機能していたものの、貯金目的の口座を住信SBIネット銀行にしたので不要に。
*地方銀行②
→転職後、放置されていた口座なので解約しました。
*PayPay銀行
→夫の個人管理用に使えるかなーと思ったけど特典のうまみがあまりないため解約。
▼妻
*みずほ銀行
→なんとなくあってもいいかなと作った都市銀行だけど、睡眠状態だったのでサヨナラしました。
*地方銀行①
→独身時代の貯金を入れていた口座。住信SBIネット銀行に資金移動したので不要に。
*地方銀行②
→転職して使わなくなった過去の会社指定の口座。
*信用金庫
→転職して使わなくなった過去の会社指定の口座。
地方銀行の強みは、地元のあらゆるところに支店やATMがあることだと思う。
でも、コンビニATMのほうが便利。
それこそあちこちにあるんですよ。銀行ATMを探さなくてもなくていいし、ネット銀行なら手数料無料も多い。
キャッシュレス(バーコード)決済はPayPay利用のわが家なのですが、よくよく調べると
特典がそんなによくない!(個人の感想)
振込手数料0円にするには給与受取しなきゃいけない上に、ATM手数料も入出金が月に1回しか無料じゃない。3万円以上なら何度でも無料だけど、夫に聞くと意外に3万円以上を出し入れしないらしくて不便そうだったので解約しました。
特典で選ぶなら他のネット銀行のほうがいいと判断。
ログイン口座
所持数を減らすことが目的だったはずなのに新規加入した口座も実はあります。
▼妻
*三井住友銀行
→もともと持っていたみずほ銀行を手放したかったので、みずほに代わる都市銀行を探していたところたどり着いたのがこれ。
現在の会社は給与受取口座が指定されていないため、ゆうちょ銀行から三井住友銀行に変えました。
最適解(口座数)を見つける
ふたり合わせて全7口座を所持していますが、そのうち2口座はお小遣いなど個人管理の口座なので、実質わたしが家計把握のために管理しているのは全5口座です。
夫はソニー銀行、わたしは住信SBIネット銀行に、毎月定額のお小遣いを振り込むように設定していて、それぞれ個人管理している口座なのでお互いにお互いの残高を知りません。
わたしは独身時代ひとり暮らしをしながら必死に貯めたお金もこの口座に入れています。通常生活を営むのに無関係な嗜好品や趣味のものなんかを買うときは、ここから使う感じです。
まあ個人管理口座はさておき。
現在のわたしにとって家計管理に最適な銀行口座数がいくつなのか考えてみます。
冒頭でも言いましたが、自分の持てる能力で請け負える量には限界があるので、管理者本人の管理適正範囲を把握した上で生活スタイルに合わせた数量にすることで、家計管理における負担やストレスの軽減になると思います。
特にわが家の場合は、家計管理に関して基本ワンオペなので。
そもそもお金の収支を知るために必要なのは、
①給与等の収入
②費用等の支出
③余剰金の管理
大きく分類するとこの3つでしょうか。
ネットで調べた情報では、【お金が入る口座】【支払う口座】【貯金用の口座】の3つに分けるといいというのをよく見かけます。実際に、わたしもそういう仕分け方をしていました。
でもですね、これだと給与の入る口座からわざわざ引き落とし専用の口座にお金を移動させなければいけません。
超絶めんどくさがりで日々の生活に疲労困憊気味のわたしには、そのやり方が合っていないことがわかりました。
性には合っていても、生活スタイルには現状合わなくなっていたわけです。
めんどくさいなら
ラクチンにすれば
いいじゃない。
ということで、お金の流れを超シンプルにしてしまいましょう!
おおまかに、
A:受け取る口座
B:使う口座
C:貯める口座
この3つで運用するのが鉄則かと思います。
ただ、AとBを別々の口座にすると資金移動の手間が発生するので、AとBは1口座で完結させます。
その役割を夫の三菱UFJ銀行とわたしの三井住友銀行が担います。
公共料金など支払いの中にはネット銀行が対応していないことが経験上ままあるので、口座振替に対応しやすいメガバンク一択になってしまいますね。
メガバンクならみずほ銀行を残してもよかったんじゃ…?
と思うかもしれませんが、クレジットカードも見直しをして三井住友カードを作ったという経緯もあり、みずほ銀行を手放し三井住友銀行に変えました。(クレジットカード見直しの話はまた別記事にて書こうと思います)
Cは夫の住信SBIネット銀行に。
住信SBIネット銀行には『スマートプログラム』という取引に応じたランクがあって、現在☆2ランクでATMと振込手数料が月5回まで無料の優遇が受けられているし、目的別口座が作れたりして管理の面でも使いやすく便利なので選びました。
となると、あぶれたのはゆうちょ銀行。
ゆうちょ銀行の強みはなんと言っても全国にあるということです!
しかし、ただそれだけでもある。笑
ATM利用手数料は曜日も時間帯も関係なく無料なのはいいのですが、硬貨の入出金が無料じゃなくなったのと送金(振込)手数料も無料じゃないし、どう考えても使い勝手のよさはネット銀行に軍配が上がります。
ネット銀行はコンビニATMでの入出金も(上限回数はあるにせよ)手数料無料で可能なわけだし。
そんなこんなで、ゆうちょ銀行を解約することに決めました。
そして最終的に生き残った銀行口座、
*三菱UFJ銀行(夫名義)
*住信SBIネット銀行(夫名義)
*三井住友銀行(妻名義)
の3つがわたしにとって家計の管理がしやすい最適解となったのです。
銀行口座を断捨離して思ったこと
残したい口座を決めて、いろいろ頑張って、引き落とし先を振り分け、集約して。平日に休みを取って、銀行の窓口に出向いて、解約の手続きをして。
とーってもめんどくさい作業を、ひとつずつクリアしてやり切りました。(夫も巻き込んで)
こうして、わたしたち夫婦の家計管理用口座は全部で3つにまとまったわけですが、まさに少数精鋭!って感じでスッキリしたし、お金の流れをシンプルイズベストにできたんじゃないかなと思います。
もちろん、銀行が破綻したときの預金保険の保護額は1金融機関につき元本1,000万円までなので、万が一の場合に備えて預金を複数持ち資産を分散するのがよいという話もあります。が。
わたしは管理の手軽さを選びました。
現在所有している銀行が破綻しないことを祈り続けるしかありません。笑
ちなみにわが家の銀行口座を図解にするとこんな感じ。
引き落としのメイン銀行はわたしの口座にしています。銀行アプリで入出金明細を見たりするので、家計管理者であるわたしの口座にしておくほうがなにかと都合がいいからです。
それぞれの名義の口座数が少ないと管理するのがラクなのもそうですが、将来どちらかが亡くなったりした時に相続などの手続き数を少なくするためでもあり、子なしはいろいろ先のことも考えないとです。
以上、ご参考になればうれしいです。